「サルでもできる料理教室」

清水ちなみ and OL委員会、「サルでもできる料理教室」、幻冬舎

短いレシピのメモがひたすら書かれています。本文のはじめに曰く、

その場で崩れ落ちそうなほどハラがへったとき――。
もちろん、そんなとき、台所に立ってちゃんと料理する元気などあろうはずがありません。

どっか食いもの屋に入る、弁当やパンなど買って食べる、菓子をつまむなど、いくつか選択肢はありますが、でも、その場で崩れ落ちそうなほどハラがへることが頻繁にあるとき、「ああ、こんなことしてたらカラダに悪い」なんて思ったことはありませんか?

この「サルでもできる料理教室」は、そんな飢餓状態にあるときでさえ、なんとか作ることができる素晴らしい料理がいっぱいのっています。

最短の時間、最小の手間で最大の「料理っぽい」効果を引き出す

これが、いわゆる”サルりょう”。

おなかがへったらすぐ食べる

これが”サルりょう”の精神です。

もちろん、料理の腕がサル並み、という方が生きていくためには必読の書です

だそうです。

たとえば一番はじめのレシピは

ツナの手抜きサラダ

玉ねぎをみじん切りにしてコーンの缶をあけてツナ缶もあけて塩、コショーしてマヨネーズであえる。

手間いらず、手抜きのサラダさっ!!!

といった具合。各ページに5つ前後、それが延延、270ページです。単純計算で千数百個のレシピですね。数量も方法も細かいことは書いていないので、ある程度は料理ができる人向けといえそうです。慣れない人がひょいと読んでひょいとその通りにおいしく作れるかというと、難しそうなものが多いです。そういう意味では、私はサル未満の料理人です。ほぼ同じ料理がいろいろな表現で繰り返し登場することがあるので、そういうのは定番料理なのだろうと思われます。いろいろな人がいろいろな方法を考えて作っているんだなというのがわかります。おいしいと思うかどうかはともかく、これでも食べられるんだ……というレシピ(?)がたくさん載っています。

この本は

で紹介されていました。

鬱状態、うつ病のときはものを考えられなくなりますし、おっくうで料理を作る気力もなくなります。外出も、外食も、食材の買い出しも難しくなりますが、それでも何か食べなければなりません。そういうとき、あり合わせの保存食でお腹を満たすときのヒントになると思いました。ただし、元気があるときに一通り目を通して、これは、と思うものをチェックして試しておかないと、いざというときに探し出して料理できないかもしれません。うつのさなかには、料理などせずにそのまま食べられるものがいいのですが、さすがにそういうのはほとんど料理本に載らないんでしょうね。「サルでもできる料理教室」、うつでも生きるために、参考にどうぞ。

リンク

続刊もあります

  • 清水ちなみ and OL委員会、「サルでもできる料理教室2 超便利シチュエーション別篇」

(2012/9/27)

投稿者: librarian

http://makisima.org/ の librarian です。マキシマ文庫=書斎 の主。

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