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EssayOnDaeJangguem - *「宮廷女官 チャングムの誓い」に関する随筆 (管理者により凍結中)

目次

「宮廷女官 チャングムの誓い」に関する随筆 (管理者により凍結中)


「チャングムの誓い」

韓国 MBC テレビ制作のドラマ. 16世紀前半,李氏朝鮮王朝時代に生きた女医チャングムの物語.

時の王,中宗の侍医を務めたとされ, 「偉大なるチャングム」という意の大長今として歴史書に登場する実在の人物. ただし,史実としてわかっているのは, 王の記録の中に十数カ所名前が出てくるところだけで, 侍医ではなく,病気の際に世話をしただけだという説もある.

「予の体のことは医女長今が知るなり」と記録にあり, 当時の儒教体制下,男尊女卑,厳しい身分社会の中で 王の記録に残るほどの傑出した女性であったことは確かである. 滋養食に優れるということも書かれているという. また,王の侍医は王の死の罪を問われて処罰される記録が残ることが多いのに, 中宗の死後にはまったく名前が登場しないという.

名は長今,医女で,滋養食に優れ,王に信頼され,王の死後も生きていたかもしれない. これら長今に関する史実の断片から, 監督のイ・ビョンフンと脚本のキム・ヨンヒョンが, 全54話・54時間に及ぶ壮大な物語を紡ぎあげた. 当時の歴史を背景に,逆境の中を懸命にひたむきに生きようとするチャングムを中心に, 女性達の生き様と周囲の人々の姿を描いた物語絵巻である.

物語展開

ネタバレしない程度の基礎知識として....十分にネタバレですが.

両親は宮廷の武官と女官だったが, 権力抗争に巻きこまれ,最下級のペクチョン(白丁)として逃げ隠れ住んでいた. 8歳になったチャングムは,父が武官だと漏らしてしまい, 父は捕らえられ(処刑され),母も刺客に殺されてしまう. 母はチャングムに言葉を残す. 「私は王の御膳を料理するスラッカン(水刺間)の女官だったのよ. お前は水刺間のチェゴサングン(最高尚宮)になっておくれ. そして,無念の思いを最高尚宮の日記に記しておくれ. でも,最高尚宮にならないかぎり,誰にも言ってはいけない」

数々の試練や困難を乗り越え,チャングムは水刺間の女官となる. しかし,宮廷内の権力抗争で無実の罪を着せられ, 最下級の奴婢に落とされ流罪となる.

李氏朝鮮には医女という制度があり,奴婢の仕事だった. 医女の中でも優秀な者は宮中に取り立てられる. そこでチャングムは医術を学び,ついには王の信頼をも得るようになるが....

という展開.

優れた師に恵まれ, 信頼する友を得, 志を貫き通そうとするチャングムを見守り,支援するようになっていく人々, 思いを寄せる人. 一方で権力や栄誉を守り拡大しようと結託し,志ある者を排除しようとする人々. もがき,苦しみ,壁にぶち当たりながら, 揺れ動きつつも,ひたむきに生きるチャングムの姿がえがかれる.

感想

(作文中)

references

(2005.12.18 - librarian)