NHK 朝のニュースで,神奈川県立川崎図書館のレポートがあった.
企業むけの情報図書館として機能させようという試み. 画面では JIS の(ハンドブックでなく)ファイルがずらり, 特許検索コーナーもある. 技術情報,ビジネス情報,社員教育支援,と, 中小企業に役立つであろう図書館になっているようだ.
この目で見ないと手放しでの礼賛はできないが (^_^;) 少なくとも,私の住む街の市立図書館に比べれば天国だろう.
JIS その他の規格,技術書など,個人や中規模の企業ではなかなか買えないものだ. また,オンラインの学術・技術情報検索などは, 700万円/年から,実用に耐えるレベルのシステムで数千万円/年かかるもの. 中企業程度ではまったく手が出せない. 普通の大学が加入している学術データベースシステムなども, 学外の人間が利用するのは大変だ. 川崎図書館がどの程度企業支援に力を注ごうとしているのかわからないが, 特許検索コーナーだけでも利用価値がある.
川崎といえばロボット関連の集積地の一つ.
川崎あたりにすむのもいいかもしれない. と,ふと,テレビを観ながら思ったものである.
(2005.11.16 librarian)