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MakisimaDiary20060517 - *J.K.ローリング 「ハリー・ポッターと謎のプリンス」 (管理者により凍結中)

目次

J.K.ローリング 「ハリー・ポッターと謎のプリンス」 (管理者により凍結中)


本日発売,ハリー・ポッター 第6巻邦訳,「ハリー・ポッターと謎のプリンス」

発行元の青山社のサイト( http://www.sayzansha.com/jp/ )では, 今日の朝5時まで,デジタルカウンターが1秒1秒カウントダウンしていた. 三省堂神田本店( http://www.books-sanseido.co.jp/ )では朝7時から発売( http://sanseido-eventhonten.hontsuna.net/article/1709960.html ). 紀伊國屋( http://www.kinokuniya.co.jp )では新宿本店をはじめとして, 8時から,一部店舗では5時からの発売( http://www.kinokuniya.co.jp/01f/harry/soutyouhannbai.htm ). なじみの本屋で早朝発売イベントをしていたのはこの2社だけのようだ. ファミリーブック( http://www.familybook.jp/ )は24時間営業店舗が多数, 隣町の店舗に朝5時半頃に行ったら,特設ワゴンは設置済,別の平台に並べている最中だった. おそらくは 5 月 17 日 午前 5 時が解禁だったのだろう.

発売日の朝一番に買いに行くなら, 各店ごとの予約特典で比べて予約でもしておけばよかったのだろうが, 早朝に買うなど想定外だったし, 予約して本を買うというのはなんとなく抵抗感がある. 本は,在庫があって,見て,その気になったら,買う. 今日は,たまたま,体内時計の調子で早朝に起きてしまったのだ.

上下巻,合わせて約千ページ. 通読に丸半日.

内容はといえば, 次の最終巻,第7巻へ怒濤の如く突入. イギリス発のファンタジーが持つなんともいえない陰鬱さダークさがますます進行している.

はじめのほうで, この人のこんなシーンを描いてしまっていいのだろうか, という場面が出てきたり. この人がはじめからずっとこんなに登場し続けるということは,つまり.... だったり. 大どんでん返しを期待していたのだが, 少なくとも片方は順当にその通りになってしまった. もう一方も,次の巻までわからないとはいえ,恨みを買うのは必至. あいかわらず冤罪に苦しまされる人も登場. この巻では死亡者数の多さもなかなかのもの.

と,いろいろ悪口は書いているが, 読み応えはあるし,ちまたにあふれる物語のうちではよくできた話. 最終巻までは,評価は保留だろう. その原作もいつになるのかわからないし, 邦訳はその1年ごとみてよいだろうから, まだまだ先のことになりそうだ.

こんどの NHK 「英語でしゃべらナイト」には 訳者の松岡氏が登場する. さて,どんな話を聞かせてくれるか.

前から思うのだが, この金額(上下巻セットの2冊税込み3990円)で, 中身をぱらぱらと見ることもできないパックで売るというのはいかがなものかと.

(2006.05.17 librarian)

5.19 追記

「英語でしゃべらナイト」の松岡さん,むちゃくちゃしかめっつらしかったです. すくなくとも,この間の内容にはまったく触れず. アナウンサー氏もいなくて,いつものお気楽英語番組の雰囲気ともちょっと違っていたかも.

(2006.05.19 librarian)

しかめっつら というよりは しかつめらしい が穏当な表現かもしれません.

(2006.05.21 librarian)


第5巻まで

HarryPotter を参照.