上記のブックフェスティバルと古本まつりは同じ地域で同時期にやっていますが, 主催が異なります. 一方でなにかサービスがあっても,もう一方では有効ではないのでご注意. (たとえば,例年,一定額以上の買い物で宅急便無料サービスをやっているのは「古本」のほう)
出版社が倉庫から出してきた本を安く売るのは「ブックフェスティバル」のほう. 早い者勝ちです. 採算度外視の「お祭り」の出版社も多いので, 「安くして!」で安くしてくれる可能性大です.
ブックフェスティバルは、三省堂と東京堂の間の通りで、 主に出版社が在庫本をワゴンセールしています。 例年、土・日の二日間で、掘り出し物は初日の午前中になくなります。 土曜日に行こうと思っていたら、雨。 雨というより、台風。 さすがに諦めて、日曜日の昼頃に行ってみました。
だいぶ本が残っていましたから、土曜日はたぶん実質的にやっていなかったのでしょう。 図鑑の北隆館の「牧野」植物図鑑や、誠文堂新光社の紙飛行機本が残っていたので、まず確か。 どちらも、たいがい1日目の夕方には店じまいに近くなっています。
一番の散財は、「江戸明治東京重ね地図」。 本じゃないだろうと言われればそれまでですが、 丸善のところにあって、開発元ではデモもしていて、ついつい買ってしまいました。 このソフトは気にはなっていたんですが、半額近くなっていたので、まぁ、しょうがない。 Windows XP で開発したと言っていましたが、ユーザインターフェースはちょっと使いにくいです。 データとしては見ていて面白いので、それなりにお買い得でした。 明治時代の地図(紙)も付けてくれました。
ちょっとした掘り出し物というと、 チャングムの宮廷料理の中国語版。 「大長今 宮廷御前」(第一部、第三部、第四部)。 印刷物で日本語版があるのかどうか知りませんが、 NHKの番組で、ハン尚官と料理研究家の人が出演していた、あの番組です。 簡体字とはいえ、特有の名詞が漢字になっているので面白いです。 付録DVDは「中韓双語」、たしかにあの番組です。
早川書房は、相変わらず「定価」で「著者サイン本」。 東京創元社は安売り。 三省堂は会場を提供しなくなって寂しいですね。 東京電機大学出版局など、例年の理工系出版社も健在。 昨日売れなかったらしく、いろいろありました。
古本まつりのほうは本部が岩波ホールのほう。 会計が書店ごと、例年通り、5000円以上で宅急便無料。 書店ごとバラバラにたくさん買うときは領収書でももらっておく必要があるでしょう。