たまたまつけていたテレビの NHK 解体新ショー。 NHK のサイトには情報が載っていないので、メモしておく。
本日のお題その1、「本番であがるのはなぜ?」(劇団ひとり)。
緊張(不安)時にはアドレナリン、ノルアドレナリンが多く分泌される。 子供のけん玉による番組実験では、血液検査で、 アドレナリンとノルアドレナリンの合計が、練習時 約300[pg/ml]、本番時 約310[pg/ml] (画面グラフより読み取り)。
では、「本番であがらないためには?」どうするか。
東邦大学医学部の
セロトニンは平常心に関係する物質。 セロトニンは脳幹の縫線核で分泌され、脳全体に。 セロトニンを増やすには、踏み段昇降がよい。 番組実験では一定リズムで20分間の踏み台昇降。 運動前後で、実験前 約125[mg/ml]、実験後 約145[mg/ml] (画面グラフより読み取り)。 また、脳波にもアルファ波。 普通は運動すると緊張してアルファ波は出にくいが、踏み台昇降では緊張が解かれていた。
セロトニンはリズムの運動で活性化されて増える。 ウォーキング、ジョギング、スクワット。 誰でもできるリズムのもの。 歩行、咀嚼(ガム)、呼吸(座禅やヨガ)。 ダンス(フラダンスのような誰でもできる難しくないもの)。 15分くらい。 なおかつ、無心でやること。 体質を良くしたいときは3〜6ヶ月続ける。
という内容なのだが、 私見で拡大解釈すると、セロトニンが減少する「うつ」で ウォーキングなどの運動が有効というのも同じ理由と思われる。
なお、お題その2、「暗いところで本を読むと目が悪くなる?」(麒麟)。
アメリカ、インディアナ大学の Rachel C Vreeman 博士と Aaron E Carroll の発表では、 「医学的根拠は見つからない」「暗いところで目が疲れたという体験によるものではないか」という。
番組では双子で、短時間(5時間)実験。 読書に適すという750ルクスと、読める限界の10ルクスで本、新聞、ゲームなどした。 どちらもピント調節力は低下するが、どちらも似たり寄ったり。 近くを長時間見続けたことがピント調節力による。 暗いところで目が悪くなるかについては、年単位で実験しないとわからないだろうとのこと。
ピント調節は、毛様体筋で水晶体の厚みを変えている。 近くを見ると毛様体筋が緊張する(疲れる)。 毛様体筋は平滑筋(内臓筋)なので鍛えられない。 近くを長期間見続けると眼球の厚み自体が長くなって近視になる。 F. A. Miles と J. Wallman によるひよこと天井の高さの実験。