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MakisimaDiary20070925 - *伊藤順子「もう日本を気にしなくなった韓国人」

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*伊藤順子「もう日本を気にしなくなった韓国人」

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2002年のワールドカップ後,韓国の中では,
「もう日本を気にしなくなった韓国人」が増えたらしい.

そのころから日本で「韓流」「嫌韓流」という言葉が流行り,
嫌韓本の出版は今でも相次いでいる.
「冬のソナタ」が2003〜2004年頃,「マンガ 嫌韓流」が2005年だから,
韓流や嫌韓流の本格化はワールドカップよりしばらく後になる.
2006年初めの「殴り殺される覚悟で書いた親日宣言」( KorosaretaChoYoungNam )のように, 
反日の国だと思っていた.
昔(20年くらい前?)から言われていたのは,
「外国人が暮らしにくい国」とくに「日本人が暮らしにくい国」
の上位に韓国があるということ.

ところが,韓国はいまでは外国人に暮らしよくなったと実感されるのだという.
伊藤氏の文体から察するに,たぶん本当なのだろう.
外国人をもてなすことが国益につながるという認識や,
目を向ける先が日本ではなく世界(中国,アメリカ)になってきたと言うことでもあるらしい.

嫌韓本や韓国批判にうんざりしていたら,
こんな視点もあるんだ,と読んでみるとおもしろい.
日本のほうが心配になってくるだろう.

-伊藤順子, 「もう日本を気にしなくなった韓国人」, 2007, 洋泉社, ISBN978-4-86248-197-9


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(2007.09.25 [[librarian]])