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MakisimaDiary20071126 - *細川貂々、「ツレがうつになりまして。」「その後のツレがうつになりまして。」

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*細川貂々、「ツレがうつになりまして。」「その後のツレがうつになりまして。」

-FrontPage --> MakisimaDiary --> 2007.11.26
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いやぁ、笑った笑った。

実にリアル。
細々としたところが、まさにその通りなんですよ! というほかない。
ツボにはまっています。

状況や事情はいろいろ異なるわけですが、
うつの当人以外には絶対わかるまいということが細々描写されています。
医者や臨床心理士の建前では絶対に書けないでしょうね。

私は7年以上会社にしがみついていましたが、
結局、環境を変えてみるほかなくなりました。
おかげさまで、会社を辞めることを決心してからは
(辞めないと生活できなくて辞めざるを得なかったんですが)、
徐徐に回復傾向にあるかなと思えるようになりました。

私もいまでもカメ布団はやっています (^_^;

笑って読めるということは、現在の心理状態は比較的良好。
うつ状態のときにこんなものを読もうとしても読めません。
NHKや教育テレビはつけておけるけれど、バラエティはダメというのに似ています。
ベストセラー・ロングセラーになっていることは知っていても、
今までこの本を手に取らなかった理由の1つ。

「その後の...」のほうが最近の新刊で、手に取ったら見入ってしまいました。
この続編のほうは、「補足」的な内容です。

うつの自分自身でも理解不能な奇行・思考を良く表現できているので、
近くにうつの人がいて困っている人にはお勧めします。
もっとも、うつの症状は千差万別、適切な対処法もその時と場合によりけりですので、
あくまで一例ということで。

- 細川貂々, 「ツレがうつになりまして。」, 2006.3, 幻冬舎, ISBN4-344-01143-0
- 細川貂々, 「その後のツレがうつになりまして。」, 2007.11, 幻冬舎, ISBN978-4-344-01418-3

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(2007.11.27 [[librarian]])
NHK でドラマ化: 
[[MakisimaDiary20090612]]
(2009.06.13 追記)

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(2007.11.27, 2009.06.13 [[librarian]])