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MakisimaDiary20080612 - *鉄瓶 (管理者により凍結中)

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*鉄瓶
*鉄瓶 (管理者により凍結中)

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鉄瓶がついに水漏れするようになってしまった。
何度か空焚きしてひびが入っていたが、ついに。

塩素(トリハロメタン)をとばしたいが、浄水器の銀イオンが嫌。
銀イオンを使わない浄水器は「やりすぎ」(過剰品質)。
といって生水では、寄生虫が不安。
ヤカンはアルミは心配、といってステンレスのクロムもどうか、なら鉄瓶だ。
というのが買った当時の選択理由。

水道水は加熱でトリハロメタン濃度が高くなり、
沸騰してから10分くらい沸騰させ続けるとトリハロメタンが抜けるということで、
沸騰後に10分のつもりが空焚きまでやってしまったことが数回。
水道水のトリハロメタン濃度については、実験結果が載っている本を見たことがあるので、
根拠がないただの噂というわけではない。

だったら加熱しないで生のままでもいいようなものだが、
同じ埼玉県内の水道に寄生虫が入って集団感染ということがあり、不安だった。
「越生町で水道媒介のクリプトスポリジウム集団感染(1996)」( http://www.sydrose.com/case100/313/ )
にあるように、クリプトスポリジウムは塩素消毒だけでは死滅しない。

埼玉の水道水はまずい。
地域によると思うが、都内の水より浦和の水は塩素臭いというイメージがある。
北本の水道水は桶川北本水道企業団( http://www.water-okekita.jp/ )の供給で、
県水と地下水の混合らしい。
「自己水は、地下水(深井戸)を前塩素処理し、除鉄除マンガン処理をしています。
原水のアンモニア性窒素濃度が高いため塩素注入率が高くなっています」
( http://www.water-okekita.jp/suishitsu/01.html ) というのも悲しい。
「県水は、埼玉県営水道の行田浄水場及び大久保浄水場で、
利根川水系、荒川水系の河川水を
凝集・沈殿・急速ろ過方式により浄水処理をした水を受水しています」(同)
という。
利根川水系の行田浄水場( http://www.pref.saitama.lg.jp/A90/BJ04/ )
には桶川北本企業団が載っているが、
利根川水系・荒川水系の大久保浄水場( http://www.pref.saitama.lg.jp/A90/BJ01/newpage3.html )
には載っていないので、行田が主なのだろうと思われる。
埼玉大学近くの荒川沿いの大久保浄水場に利根川の水が来ているのは知らなかった。

さて、1996当時と思うが、「銀イオン」を使っていないことをアピールしている浄水器は少なかった。
不純物を取り除こうというのに、銀イオンを添加されてはたまらない。
いわゆる「金魚が飼えない浄水器の水」を飲もうとも思わない。
アルミが脳にたまるので健康に悪いのではないかという疑惑はよく知られている。
鉄をステンレス合金に変えるのはクロム。
六価クロムの毒性は周知の通りだが、
六価でないクロムは健康に悪いというわけではないらしく、
サプリメントになっていたりするようだ。
鉄だけなら少々食べても毒にはならないし、鉄不足の解消にもなるかもしれない。
などと考えて鉄瓶にしたわけである。

現状の食生活を考えるとアルミだろうと銀イオンだろうと、
そのくらいならかわいいものという酷い状況。
いまとなっては、鉄瓶も気分的なものでしかない。
使っていたのは安い鉄瓶だったので、鋳鉄の質がどうだったのかは不明。
当分はステンレスのヤカンを使うことになりそうだ。

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(2008.06.14 [[librarian]])