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MakisimaDiary20051018 - *病膏肓に入る...か?

目次

病膏肓に入る...か?


初めて診断書というものを書いてもらうことになったのが, 私にとっては奇しくも 2000 年 10 月 18 日. その1年以上前から不調が続いていたのだが,2000 年から数えても, はや5年.

ちまたでは「心の風邪」なんぞという表現が好んで用いられているようだ. 「風邪」ですむ人も多いのだろうが,私の場合はもはや「風邪」とはいえまい. 人によっては「心の肺炎」というにふさわしいと自称する医師もいるが, 私の場合は症状が激烈でないという意味では「肺炎」とも言いがたい. 長くじわじわと苦しめ,画期的第3世代薬 と称するものの効き目も疑わしいとなれば, 「心の結核」というほうがふさわしいのではないか. 世間一般には「結核は特効薬で治る」と思われているが, 実際には現在でも「特効薬」でも治らない結核と闘っている人は多い.

診断書では「状態」であって「病」とならないのだから, 症状が軽いほうだとはいえ, 5年もたてば,「病膏肓に入る」ようなものだ. ちなみに,広辞苑によると,「膏」は心臓の下の部分,「肓」は横隔膜の上の部分. ここに医師から逃れて病魔が隠れたという故事成語らしい. 私の場合は,病魔,脳神経シナプスインターフェース網にファームウェア的バグを生成し続ける, といったところか.

病魔を撃滅するより,平和共存の道を模索したほうがよいのかもしれない, と感じはじめたこの頃である.

(2005.10.18 librarian)