土日は家で PC に向かいながら伊豆の写真をアルバム化,DVD-R に焼いたのだが, 眠くてだるくなったら寝る,とのんびりしたので,休養になった.
今日も朝寝坊して十分に睡眠をとり, 朝食もきちんと摂って, 水も 1.5 L 持って,大田に出かけた. よく晴れて汗がどんどん蒸発しましたよ.
湘南新宿ラインで大崎駅,山手線で品川駅. 京急のホームに行ったら,たまたま来たのが羽田行き. 京急沿線の大田区のどこか,くらいにしか考えずに家を出てきたので, 今日は羽田のほうに行くことに決定.
先日歩いた蒲田から,線路が曲がって羽田空港のほうへ. 空港の直前の天空橋駅で下車. 空港には近いと言えば近いのだが, 今日の飛行ルートのせいか,ジェットの轟音はほとんど聞こえない. 九州大に派遣されていたときには, 九州大学のキャンパスの真上を低空で福岡空港に降りていくので, すさまじい騒音だったのだが,そういう感じではなかった.
歩行者用の天空橋(?)は海老取川という,本当に川なのか? 運河じゃないのか? という川にかかっている. その川沿いに,多摩川に南下. 堤防よりも住宅地がずっと下の方にあって, 洪水になったらアウトだなぁという雰囲気.
多摩川まで出ると, 景色が,ちょっと古めかしい住宅, 近代的な空港や飛行機,対岸に工場や近代的なビル,広い青空,海にも見える広い河. 釣り船らしきものもたくさん係留されている. いったい何処に迷い込んだんだろうか,と不思議な感覚を覚える.
しばらく西へ多摩川上流のほうへ歩いた後, 高速横羽線(K1)の下を穴守稲荷駅へ北上. このあたりまでくると,不動産屋の張り紙も,耐えられそうなくらいには安くなっている. もう少し北上すると「環八通り」. 環八はこんなところまで通っていたのか. 荏原製作所も遠くから眺める.
日本機械学会の畠山賞は,荏原製作所の社長だった畠山氏の財団にちなむ ( http://www.jsme.or.jp/shou4.htm ) . 私も荏原製作所にちょこっと関わりがあるわけだ ( http://www.jsme.or.jp/shou4-79to95.pdf (平成4年度)) .
羽田図書館に行こうと羽田ランプを横切ったら, セガその他をぐるっと迂回することになってしまった. この図書館,セーラム市と関係があるとかで,洋書がおいてある. パラパラ見るにはおもしろそうだ. 機械や技術関連書も,さすがに最低限はおいてある.
町工場やちょっと大きめの工場,住宅と混在している.
大鳥居駅(交差点の地下)のあたりでも不動産屋を眺める. さすがに環八は渋滞. 近くの浜竹図書館(西糀谷)は休館日. このへんも町工場がちらほら.
環八を横切って南下,萩中公園をかすめる. 夏期は普通のプール,それ以外は温水プールになるようだ. がらくた広場(?)には,古い英国製蒸気機関車のほか,路面電車,トラック,船, その他あれこれと並んでいる. 大田区らしいというかなんというか....
大田技術専門校をかすめ, つばさ総合高校(普通科より幅広いみたい http://www.tsubasa-h.metro.tokyo.jp/ ) もかすめ, 再び多摩川へ.
このあたりから,多摩川河川敷の公園が始まっている. 糀谷駅のほうへまわるつもりだったのだが, 公園に惹かれて西の方へ,多摩川上流へと,緑の上を歩く. ひたすらてくてく.
多摩川も汚い川だが, カニをちらほら見かけた. ハトが多いのだが,カモなど,野鳥も間近に見られる.
六郷のあたりになってくると,テントハウスやベニヤハウスがどんどん増えてくる.
六郷の多摩川緑地を土手から眺めつつ, R15 第一京浜,京急本線,京浜東北線などの橋をくぐったところで, 六郷土手駅にまわる.
町工場がちらほら存在する中, 六郷図書館へ行ってみる. やや古い(十年前の)図書は別室の書庫にありますと書いてあるので部屋に入ってみると, いろいろな分野で名著が豊富,なかなか充実している. 機械工学などは数十年前の教科書が現役で売られているので,立派に通用する. うがった推測をすれば,現在はこの付近の工業も落ち目ということかもしれない.
雑色駅へ行ってみる. 京急の駅から京浜東北線まで続く駅前商店街, このあたりの典型的な商店街の雰囲気だ. 駅前に妙に大きなスーパーだかディスカウント屋だかがあるのだが, 精算しない者は外に出さないという扉があって,威圧的だ. ロジャースを高圧的にした感じか.
夕方になってきて疲れてきたので,今日はここまでにして帰宅. 水が 1.5 リットルでは足りないくらい暑かった. でも,近くに海や河があるせいか,空気自体は耐えられる暑さだったように思う.
(2006.08.07 librarian)