毎年、文化の日の前の土日は神保町で本の得々市である。 神田古本まつりは約1週間開かれていて、その名の通り古本の出店が並ぶ。 期間中の土日に神保町ブックフェスティバルがあり、 こちらは様々なイベントの集合体である。
中でも私のお目当ては本の得々市で、出版社が在庫の本を安く放出する。 同じ本が古本まつりのほうより安く新品で入手できることも多いので見逃せない。
今年は土曜日に台風が関東沖合を通過し、屋外イベント中止。 日曜日も昼間の降水確率30%、夕方から雨の予報だった。 時折霧雨のように細かい雨粒が落ちて、透明ビニールシートが広げられたりしたが、それでもワゴンに本が並べられていた。 雨の神保町ほどつまらないものはないのだが、10/31(土)はぎりぎりのところだった。
駿河台下や神保町の交差点には、例年はイベントの看板が掲げられている。 土曜日が台風だったためか、看板の類がすべて撤去されていて、 鉄パイプの骨組みだけになっていた。
散在しないように財布のひもを締めていたが、ゼロにはできなかった。
巌松堂 http://ganshodo.jimbou.net/catalog/index.php では古本まつりの期間中、 全品半額セールをやっていた。 ここは理工系の書籍も置いているので普段も寄ることが多いのだが、 悩んだ末に数冊購入。 新刊書店で何度も手にとっては我慢していた本だったので耐えきれず。 棚がスカスカになっていたから、この期にまとめ買いした人も多いのだろう。 理工書といえば明倫館だが、こちらは普段どおりの値付け。 期間中2割引の店は見かける。
古本まつりはまだ3日あるので、晴れた日なら掘り出し物も見つかりやすいかもしれない。
2010.11.08追記: なんと、巌松堂図書さん、閉店するそうです。 「閉店セール 11月6日(土)〜21日(日)」 http://ganshodo.jimbou.net/catalog/index.php