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MakisimaDiary20060725 - *再出発

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*再出発

- FrontPage --> MakisimaDiary --> 2006.07.25

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再起動.

戦略的撤退にあらずして戦略の転換なり.

すくなくとも,なにか action を起こせば reaction があって,
interactive にどこかに進めるはずだ.

今日,大宮のハローワークに行って,
東京都立品川技術専門校
( http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/school/shinagawa/ ) 

金属造形科
( http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/school/shinagawa/kamoku/metal/metal.html ) 
に,10月生で申し込んできた. 

いろいろと問題があるので,手続きが順当に進むかどうかは未確定.
入所時の10月には,
現在の勤務先を退職していて,
就労に耐えられる健康状態になっていて,
雇用保険の給付を受けられる状態になっていて,
さらに,当然ながら,入所の選考に合格していなければならない.

なぜ技術専門校か.
いわゆる職業訓練校は,授業料が無料(現在).
金銭的に,無給状態が長らく続き,もはや長くはもたない.
大学など理論が中心の学校よりも,実技が学べる.
また,
「学校」形式ならば,
企業のように「商売」を考えず,自分の技能向上に専念できるので,
心理的負担が軽い(...と思う).
いきなり「仕事」は,今の私にはちょっときつすぎる.
半年間,昼間,定時.
これができれば,十分にリハビリになる.

なぜ金属造形か.
技術専門校の科目を眺めるに,
半年間,職業訓練の学校に入所してまで身につける価値がありそうなのは,
溶接だった.
溶接工として働いてみるかどうかは,先になってから考えればよい.
まずは,動き出してみること.

なぜ職業訓練として,実技を体験してみたいか.

自分自身で作品を作ろうと考えた場合,
フライス盤,旋盤などの機械加工は,
大学で実習があったので,おぼろげながら見当が付く.
メカ設計,電気・電子回路,ソフト,制御なども,
わずかとはいえ,業務で関わってきたので,必要になればどうにかなりそうだ.
未知の領域の中で,鋳造やプラスチックの成型は,講座に見あたらないか,
私の学びたいこととずれている.
美術的,外観的デザインは,当面,自分の感性に頼っておく.

工学的な,動きのある,工芸作品.
そんなものを作るに当たって,今,まったく未知で興味があるのは,
金属加工,特に溶接.
溶接でくっつけられれば楽だろうに,とは,
昔,金属を使って工作していてよく感じたことだ.
いま,なんとなく,溶接というものをやってみたくなってきた.
なんとなくやってみたい,という感情自体が久々のものだ.
溶接に関しては,
体力があるうちに訓練して身につけておいたほうがよいように思える.
独学はちょっとこわい.
あとの技は,順にチャンスをとらえて得ていくことになろうか.

マキシマ研究所の美術工芸作品については,いまのところ保留.
精神的に身動きできるようになってから考える.
まずは,直感を信じて,自分を動かしてみるのが先だろう.

企業内では,少なくとも,現勤務先では,とても息苦しかった.
組織の中ががだめなら,自由業で気ままに生きられないものか,
せめて,死なない程度に.
専門の深みを極められないなら,総合力でどうにかできないものか.
それだけで生きられないなら,「腕」をいくつか身につけて,
日々のたつきをどうにかできるようにはしたい.

自由業で,ちょっと変人の工芸家・職人で,工学を取り入れる.
ことばの定義からは矛盾があふれ出しているが,
なんとなく,イメージはできるだろうか.

Free-lance Mad Craftsman of Engineering
(造語...英語的には ???)
を夢見て.

5年以上の長い冬ごもりで,巣穴からちょっと出たりこもったり.

そろそろ,もう少し別の世界,もう少し外の世界を見たくなってきた.

(2006.07.26 [[librarian]])