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*踏み台昇降でセロトニン増加 〜 NHK 解体新ショー
-FrontPage --> MakisimaDiary 2008.05.23
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たまたまつけていたテレビの NHK 解体新ショー。
NHK のサイトには情報が載っていないので、メモしておく。
本日のお題その1、「本番であがるのはなぜ?」(劇団ひとり)。
緊張(不安)時にはアドレナリン、ノルアドレナリンが多く分泌される。
子供のけん玉による番組実験では、血液検査で、
アドレナリンとノルアドレナリンの合計が、練習時 約300[pg/ml]、本番時 約310[pg/ml] (画面グラフより読み取り)。
では、「本番であがらないためには?」どうするか。
東邦大学医学部の&ruby(有田秀穂,ありた ひでほ)教授(生理学)曰く
「セロトニンの神経の活性化ガスとレス反応を抑制する」
セロトニンは平常心に関係する物質。
セロトニンは脳幹の縫線核で分泌され、脳全体に。
セロトニンを増やすには、踏み段昇降がよい。
番組実験では一定リズムで20分間の踏み台昇降。
運動前後で、実験前 約125[mg/ml]、実験後 約145[mg/ml] (画面グラフより読み取り)。
また、脳波にもアルファ波。
普通は運動すると緊張してアルファ波は出にくいが、踏み台昇降では緊張が解かれていた。
セロトニンはリズムの運動で活性化されて増える。
ウォーキング、ジョギング、スクワット。
誰でもできるリズムのもの。
歩行、咀嚼(ガム)、呼吸(座禅やヨガ)。
ダンス(フラダンスのような誰でもできる難しくないもの)。
15分くらい。
なおかつ、無心でやること。
体質を良くしたいときは3〜6ヶ月続ける。
という内容なのだが、
私見で拡大解釈すると、セロトニンが減少する「うつ」で
ウォーキングなどの運動が有効というのも同じ理由と思われる。
なお、お題その2、「暗いところで本を読むと目が悪くなる?」(麒麟)。
アメリカ、インディアナ大学の Rachel C Vreeman 博士と Aaron E Carroll の発表では、
「医学的根拠は見つからない」「暗いところで目が疲れたという体験によるものではないか」という。
番組では双子で、短時間(5時間)実験。
読書に適すという750ルクスと、読める限界の10ルクスで本、新聞、ゲームなどした。
どちらもピント調節力は低下するが、どちらも似たり寄ったり。
近くを長時間見続けたことがピント調節力による。
暗いところで目が悪くなるかについては、年単位で実験しないとわからないだろうとのこと。
ピント調節は、毛様体筋で水晶体の厚みを変えている。
近くを見ると毛様体筋が緊張する(疲れる)。
毛様体筋は平滑筋(内臓筋)なので鍛えられない。
近くを長期間見続けると眼球の厚み自体が長くなって近視になる。
F. A. Miles と J. Wallman によるひよこと天井の高さの実験。
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(2008.05.23 [[librarian]])